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感想文

本や映画や、いろんなことの感想文を書いています。

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化石が好き

私は化石が大好きです。

三葉虫アンモナイト・・・何億年も前に地球にいた生き物の証が、石や鉱物になって残っていて、もうどこにも存在しないのに、絶対に会えないのに、触れないのに、その形を手に取って感じることができる・・・

 

ロマンじゃないですか!!

 

石や鉱物だから、触ると冷たくて、なのにそこに不思議と生を感じる、5億年前の海を感じる・・・

 

はぁ~化石最高!!

 

そんな化石フェチの私も、実は、実物の化石を見るまでは、そんな石ころになんて全く興味なかったんです。学校の教科書や図鑑に載っている化石の写真からは、ロマンも何も伝わってこなかったから。

 

それが5年前、上野の科学博物館で、初めて本物の化石を見たとき。

化石のもつ異様な存在感に、圧倒されました。

きっと、平日の昼間で人が少なく、しんと静まり返ったフロアの雰囲気もよかったんだと思います。

 

写真は、教科書や図鑑でもう何度も見たことがありました。

三葉虫アンモナイト・・・名前だって知っていました。

 

でも、写真で見るのと、実物を目の前にするのとでは、全く、もう全然、そのふたつの動作が『見る』っていう同じカテゴリーに分類されていることが、納得できないどころか腹立たしく思えるほど、違いました。

 

化石のもつ、ひんやりとした、静かな、重い、圧迫されるような、息苦しくなるほどの空気感。それを初めて身体で感じたとき、鳥肌が立ちました。

 

恐竜のあの大きなレプリカ化石には、私はそれを感じません。本物の化石をいくら忠実に再現しているといっても、複製され、人間の手によって正しい位置に並べられ、組み立てられたあの恐竜の姿に、私は太古を感じることができないんです。

 

私が好きなのは、ポピュラーな三葉虫アンモナイトフデイシウミユリはもちろん、波模様に固まった海底に残された、姿のわからない生物の点々とした足跡の化石や、先カンブリア時代の微生物でできたストロマライトの地層、姿かたちのよくわからないたぶんぶにょぶにょ生物だったディッキンソニアあたりも、博物館に行くたび、1人で何十分も眺め続けてしまいます(だから私は博物館へは1人で行きたい)。

 

中でも三葉虫は、3億5千年もの間、地球にいただけあって、その形は本当に多種多様。大きさも、虫メガネで見るような小さなものから、小さめのちゃぶ台くらいの大きさのものまで、全部三葉虫。科学博物館の大きな壁一面が三葉虫コーナーになっていて、その壁だけで軽く2時間は過ごせます。三葉虫の姿だけじゃなく、三葉虫が休憩した跡とか、三葉虫が喧嘩した跡の化石もあって、

 

三葉虫にロマンを感じなかったら、何にロマンを感じるんですか!!

 

と、個人的には思いますね。

 

最近、化石は、博物館の売店で売っている以外にも、ネット通販やオークションでも買えて、欲しいと思ったら比較的簡単に、しかも驚くような安価で手に入れることができます。

 

でもね、私はそれらをまだ買えてません。

たとえば、三葉虫の小さな化石なら、1000円程度で買えるんです。それは化石に興味を持ち始めた小学生にも手が届く値段設定。きっと子供たちにとって、宝物になるんでしょう。いや、買うなら責任もって絶対宝物にしろ。

 

私は1000円の三葉虫を持つときでさえ、手が、震えます。

 

感動で。

 

その小指の先ほどの小さな石から伝わってくる、悠久の時間。

私なんかの家に、ころっと置いてあってはいけないような、場違いな気がします。

博物館のお土産でそれを買ってきて、んーとりあえずカウンターに置くとか

ありえないから。

うちに三葉虫の化石があったら・・・きっとそわそわドキドキしてしまって、夜も熟睡できないと思います。

そして三葉虫不眠になって、精神科に。

 

というシナリオが見えているので、買えないんです。

 

でも、そんな私でも、きっとどこかに、心穏やかに愛でられる三葉虫がいるはず。

ドキドキと胸が高鳴るんじゃなくて、ホッと心が落ち着くような、そんな三葉虫が。

そんな運命の三葉虫との出会いはプライスレス。

その時は、震える手でその子を売店レジに連れていこうと思います。

 

 

 

 

と、いうことで化石のかわりに、うちにいる三葉虫グッズ。

 

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三葉虫のガラス細工。この子はキッチンの、いつも視界に入る場所にいます。

 

 

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三葉虫のぬいぐるみ。この子は先日うちにきた新入り。定位置がまだ決まってません。

 

 

 

化石なんて全然興味ない気持ち、私もそうだったから、わかります。

でもだまされたと思ってぜひ、博物館へ実物を見に行ってみてください。

なんていうかこう

ぶわっと

地球のれきしを、全身で体感できる瞬間がきっとあるから。

そして触れる化石があったら、ぜひ触ってみてください。

 

5億年前の海が見えるから。

 

写真や文章じゃ伝わらない、小さな化石がまとう独特な空気を、肌で感じてみてほしいです。

 

人生観が変わるかもしれないよ!!

本当に!!

 

 

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