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感想文

本や映画や、いろんなことの感想文を書いています。

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おすすめの長新太さんの本

絵本作家の長新太さんの作品が大好きです。

 

長新太さんといえば、有名なのはキャベツくんシリーズなのかな。

 

キャベツくん (ぽっぽライブラリ みるみる絵本)

キャベツくん (ぽっぽライブラリ みるみる絵本)

 

 

『キャベツくん』シリーズ。今読むと長さんワールド全開で魅力的なんですが、私も子供の頃読んだはずなのに、なぜか、あまり記憶には残ってないです。

 

 

というか、私が長さんのとりこになったのは、自分が親になって、子供に読み聞かせを始めてから。長さんの描く世界はあまりにもシュールすぎて、まじめな人は頭を抱えるかもしれません。起承転結はおろか、オチも何もないし、ちゃんとしてるのが好きな人は、全然好きじゃないかもしれない。絵もなんだか、子供のらくがきみたいだし、色とかはみだしてるし、どこがいいの?こんなの自分でも書けるよって思う人もきっといると思います。

 

でも私は大好きです。

 

長さんの絵本は絶版になっているものも多く、まだまだ全部は読み切れてないんですが、シュールな絵本が好きなら、まずハズレはないですね。

 

中でも特に私が好きなのは

 

どろにんげん (こどものともセレクション)

どろにんげん (こどものともセレクション)

 

 『どろにんげん』

タコとどろにんげんが、力を合わせて大きなお芋を火山で焼いて食べるお話です。

 

チョコレートパン (幼児絵本シリーズ)

チョコレートパン (幼児絵本シリーズ)

 

 『チョコレートパン』

チョコレートの池に、動物やら、車やらがどんどん入ってきて、チョコレートまみれになっていくお話です。

 

おばけのいちにち

おばけのいちにち

 

 『おばけのいちにち』

おばけが、おせんたくをしたり、お友達と一緒にお茶したり、見学にきた人間に腹を立てたりするお話です。

 

ゴリラのビックリばこ

ゴリラのビックリばこ

 

 『ゴリラのビックリばこ』

ゴリラが、のぞくとメガネが飛び出してきてくっついてしまうビックリばこをつくって、いろんな動物にメガネをかけさせて、みんなに怒られて、メガネがはずせるビックリばこを苦労してつくるお話です。

 

ありがとうへんてこライオン (おひさまのほん)

ありがとうへんてこライオン (おひさまのほん)

 

 『へんてこライオン』シリーズ

ライオンが突然、ひこうきになったり、お母さんになったりします。

このシリーズはもうシュールの極み。オチなし。なにもなし。全然なし。

でも子供は大好きで、何度読んでも大笑いしてました。

 

かえるとカレーライス (幼児絵本シリーズ)

かえるとカレーライス (幼児絵本シリーズ)

 

 『かえるとカレーライス』

かえるが、火山を、カレーライスに見立てて食べちゃうお話。かえるくんシリーズはあと2冊あるみたいなんだけど、絶版になってて、プレミアついててちょっと手が出ませんね・・・。

 

 

長さんは絵も文も自分で書かれる作家さんですが、積極的にコラボもされています。個人的にはコラボ作品は、長さんの魅力半減と思っててあんまりなんですが、中には、長さんのシュールさと相乗効果で面白くなってる作品もあります。

 

にんげんごっこ (講談社の創作絵本)

にんげんごっこ (講談社の創作絵本)

 

 『にんげんごっこ』

 にんげんのことを知っているのらねこが、にんげんごっこをしようと動物たちに提案します。シマウマは横断歩道の役になってみんなに踏まれまくり、カバはトイレの役になって・・・!!

 

新装版 えをかく (講談社の創作絵本)
 

 『えをかく』

旅行先の旅館に置いてあって、猛烈に欲しくて、帰ってきてから買った絵本。この絵本は他の長さんの絵本に比べると異質で、内容は全然怖くないんだけど、なぜかちょっと怖いというか、ドキッとします。少しだけ怖い夢のような、とても不思議な絵本です。

 

 

長さんは絵本作家さんというイメージが強いけれど、児童書も書かれていて、お話が長い分、長さんワールドがどこまでも続き、なかなか抜け出せない迷宮のようです。

 

ぼくはイスです (新ユーモア絵本)

ぼくはイスです (新ユーモア絵本)

 

 『ぼくはイスです』

この本は漫画形式。1ページに4コマずつ。いつもこしかけられてばかりのイスが、ぼくも何かにこしかけてみたいと、テーブルにこしかけてみたり、川の水にこしかけてみたり、山にこしかけてみたり。するとこしかけていた山が突然噴火して、マグマからどろどろにんげんが出てきて・・・!!主人公はイス。絵も、お話も、ためいきがでるほどシュールです。

  

にんげんになったニクマンジュウ

にんげんになったニクマンジュウ

 

 『にんげんになったニクマンジュウ』

長さんワールドの最高峰だと、個人的には思ってます。長さんの幼児向けの絵本の魅力を、そのまま児童書に移行したような。読み聞かせるには少し長いけれど、これを読んであげると、小学生の2人の子供がゲッタゲッタと大爆笑します。それも、何度読んでもです。

駅前のスーパーで売っている肉まんが、窓から突然「相談がある」と言って訪ねてきます。そして、人間になりたいから、人間になるための修業をするために、中華街にあるお店に連れて行ってくれと頼むんです。なのでぼくは肉まんを中華街に連れていき・・・??

 

気になるでしょ?読みたいでしょ?肉まんがどんな修業をして、誰になったのか、知りたくないですか?

もちろん、主人公の男の子になっちゃって、ぼくがふたりになっちゃったとか、そういう想定内の展開なんかじゃないですよ。長さんのお話はいつだって、想像のはるかななめ上です。

 

 

この記事の中で挙げた本は、どれも厳選に厳選を重ねた結果、選んだ本ですが、この中で1番好きな本を無理やり選ぶとしたら、そうだな・・・

 

『チョコレートパン』

 

かな。

この本を読んだら、他の長さんの絵本を読まずにはいられなくなると思います。

一度絶版になった本ですが、復刻リクエストが多かったおかげで、数年前に再販され、今では普通の本屋さんでも見かけます(ちなみに『どろにんげん』も、絶版になってたのが、リクエストにより復刻されました!)。長さんの魅力が凝縮された1冊です。逆に、この本が合わなかったら、他の長さんの本も、もしかしたらお好みじゃないかもしれないです。

 

 

シュールな絵やお話が好きな方は、長さんを避けては通れないかと思います。

逆に、長さんを知らずして、シュールを語ってほしくないですね!!

(個人的な意見です)

 

ぜひお子さんと一緒に、めくるめく長さんワールドに呆然としてみてください。

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