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感想文

本や映画や、いろんなことの感想文を書いています。

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動物園について思うこと その2

nemurenai-same.hatenadiary.jp

先日、北海道の円山動物園に行った。


園には、保育園や幼稚園の遠足グループがたくさんきていて、多摩動物園に比べると、比較的規模が小さな動物園。


こんな小さな動物園に、キリンや、ライオンがいるのか・・・と思うと、また狭いオリの中なのかな・・・と、入り口ですでに憂鬱になった。

 

でも、実際に見に行ってみると、キリンの親子は建物の壁に這うツタを好き勝手にはみ、ライオンの夫婦は比較的広くで緑の多いエリアでのんびりと過ごし、少なくとも私の目には『不幸そう』には見えなかった。

 

オラウータンも・・・ボルネオの熱帯雨林破壊のDVDを見たことがあるので、オラウータンには他の動物よりもさらに思いを寄せてしまい、見る前から『可哀想』という先入観がどうしてもある。でも、円山動物園オラウータンの親子は、やっぱり、緑がいっぱいで、大きな木や、遊べるロープがそこかしこに張ってある、ちょっといいじゃん?というオリの中で、悠々と、親子の時間を過ごしていた。頭がいい動物だし、たくさんの見学者に見られることが、もしかしたらストレスなのかもしれないとは思ったけれど。それでも、どうしても『不幸そう』には見えなくて、無理矢理『可哀想』と思い込もうとしたけど(何のために!!)、結局そうは思えなかった。

 

そして時々、園内中に流れるアナウンス。
ホッキョクグマは、ストレス軽減のため、屋内との行き来を自由にしています。ホッキョクグマが屋内にいるときにはご覧になれませんので、ご了承ください

 

ホッキョクグマは、円山動物園の看板動物、一番の売りの動物だ。キャラクターも、記念スタンプも、お土産も、あっちこっちホッキョクグマだらけ。入園してすぐに、あぁこの動物園はホッキョクグマ押しなんだなとわかる。動物園に来るときに乗ったタクシーの運転手さんも『最近はホッキョクグマが人気なんですよ~』と言っていたし。それなのに、そのホッキョクグマが見られないかもしれないなんて、思い切ったことするな~と、感心してしまった。そしてアナウンスがないだけで、その好待遇は他の動物も同様で『ここにいない場合は室内に入っています』という看板があったり、実際に中に入ってしまっていて見られなかった動物もいた。

 

クマも。世界のクマというコーナーの4つあるスペースのうち、3つは、クマが室内に入ってしまっていて見られなかった。どんなクマがいたのかもわからない。幸いホッキョクグマの親子は外に出ていて、そして親子で、大きくて深いプールに飛び込んだり、親子で水の中でじゃれあったり(・・・多分あれじゃれてるんだろう・・・お母さんが子熊のこと羽交い絞めにして沈めてて、けっこう大胆な遊びではあった・・・子熊は逃げて陸に上がるんだけど、またすぐに飛び込んでたし、本当に嫌ではないんだと・・・思う・・・クマ界の訓練なのかもしれない・・・)、その姿は全然『可哀想』ではなかった。

 

他にも、リスザルは、リスザルが放たれてる森の中に透明なトンネルがあって、人はそのトンネルの中から、跳び回るリスザルを見る。活発に動き回るリスザルたちはとても可愛らしく、見ていて全然飽きなかった。

 

そしてチンパンジー。少ない頭数で、やっぱり緑がいっぱいの空間の中。中央には、はしごや綱が張り巡らされている数階建てのビルくらい高い鉄塔があって、チンパンジーたちは生き生きと遊びまわってる。

 

正直、円山動物園に来て、動物園に対する思いが変わった。


こういう動物園なら、アリなのかもしれない。


前に長男に

『もし自分がサルだとして、自由だけど餌とか自分で捕らないといけない自然の中と、狭いけど餌が絶対にもらえるオリの中と、どっちがいい?』

と聞いたとき

『オリの中』

と即答していたし、案外動物園の動物も、厳しい生存競争とか自然界で生き抜く緊張感とかがなくて、居心地がいいのかもしれない。見学者の視線も、慣れればストレスになってないのかもしれない・・・

 

そんなことを思いながら、チンパンジーを眺めていたとき・・・

 

ぼんっ!!

 

突然、頭に、何かが落ちてきた。

 

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