感想文

本や映画や、いろんなことの感想文を書いています。

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ベジタリアンって偉いの?

まずお断りしておきますが。

 

私はかふぇいん(id:caffeyne)さんのブログが好きだし

 

caffeyne.hatenablog.com

 

ブログタイトルもデザインもとても素敵だと思っているし

更新されるのをいつも楽しみにしているし

更新されれば毎回最後までしっかり読んでます。

勉強になることもたくさんあります。

 

その上で言及させてもらいます。

 

 

かふぇいん(id:caffeyne)さんの最新の記事

 

caffeyne.hatenablog.com

 

 

この記事では、『動物の解放』の作者

 

動物の解放 改訂版

動物の解放 改訂版

 

 

ピーターシンガーさんの

『ベジタリアンに対する反論への反論』を取り上げているんですが

 

正確には

『肉食を否定するベジタリアンに対する反論への反論』です。

 

前提として

私たち非ベジタリアンは、ベジタリアンやヴィーガンの方たちに対して

お肉を食べることを強要しないし、お肉を食べないことを批判しません。

 

そしてきっと、宗教や思想や食文化の違いから

食べるものと食べないものを選別してる多くの人々が

その習慣を他の人に強要しません。

 

イスラム教の人はハラルのお肉しか食べないけれど

だからといって、私たち非イスラム教徒にそれを強要しないし

またハラル以外のお肉を食べてるからって批判もしません。

 

それなのに

動物愛護の観点からベジタリアンやヴィーガンの食生活を選んでる人たちの

一部の人たちは

自分がお肉を食べないだけでは満足せずに

自分以たち以外の、お肉を食べているその他大勢を批判し、非難し

菜食を強要しようとします。

 

ピーターシンガーさんの言う『ベジタリアンに対する反論』とは

そんな一部のベジタリアンの人たちに

『肉食べるなよ』っていちゃもんつけられた非ベジタリアンの人が

『なんだよ』って言い返してるって意味での反論であって

非ベジタリアンの人がベジタリアンを否定しているわけでは決してないです。

 

てか

ベジタリアンでもヴィーガンでもいいと思いますよ。

要は

『人は人、自分は自分』

って

ちゃんと区別してね大人なんだから。

って言いたいだけです。

 

長くなりましたが

以上のことを前提に

ピーターシンガーさんの

『ベジタリアンに対する反論への反論』の反論をしたいと思います。

 

 

その1 『植物は苦痛を感じないから食べてもいい』

 

ベジタリアンにいちゃもんつけられた非ベジタリアンは大抵

『おまえだって植物食べてるだろ』

『なんで動物は食べちゃダメで植物はたべてもいいんだよ』

と言い返します。

超もっともです。

100%賛同します。

 

それに対して

ピーターシンガーさんは

『検証結果から植物は苦痛を感じないことがわかってるから食べてもいいんだ』

と反論しています。

 

でもね

植物はもしかしたら苦痛を感じないかもしれないけれど

動物に食べられないために

生き残るために

本当にいろいろな工夫をしています。

 

自分が危険な目にあうと、周囲の植物にそれを知らせるなんらかの物質を分泌することがわかっているし

 

特定の虫に自分が食べられそうになると、その虫が嫌う物質を分泌して追い払う能力をもつ植物もいるし

 

そもそも、種が熟すまで実が緑色なのは、熟す前に食べられてしまうのを防ぐためだし

 

葉緑体のもつ苦み成分は、動物に食べられないように進化した結果だろうし

 

毒をもち動物から身を守っている植物もいます。

 

こんなにも必死に、一生懸命『食べられないように』工夫している植物に対して

『痛くないんだから食べてもいいでしょ』なんて私は思えません。

 

一生懸命生きている植物だって、動物と変わらない、命。

動物の命を奪うのと、植物の命を奪うのと、その罪の重さは変わらない。

 

信憑性は定かじゃないけど

こんな研究結果もあります。

 

epokal.com

 

 

ということで

 

一部の愛護系ベジタリアン:『動物を食べるなんて可哀想』

非ベジタリアン:『おまえらだって植物食べてるじゃねーか』

一部の愛護系ベジタリアン:『植物は苦痛を感じないから食べてもいいんだ』

非ベジタリアン:『痛みを感じなかったら一生懸命生きてる命を罪悪感もなく食べてもいいのかよイマココ

 

 

その2 肉食はコストパフォーマンスも環境にも悪い

 

ベジタリアンが非ベジタリアンを批判するときに必ず出してくるこの理論。

 

要は

牛1頭を育てるために水と穀物がむちゃくちゃたくさん必要で、その水と穀物を牛に与えずに人間が直接食べたら、地球上から飢えはなくなる

っていう理論。

 

確かにそうかもしれません。

 

でもね。

食事って空腹腹を満たすためだけにするんじゃないでしょ?

美味しいお肉を食べて幸せな気持ちになったり

美味しいお肉料理で客人をもてなしたり

お肉料理でお祝いの席をかこんだり

お肉を食べるって何か特別で

ちょっと儀式的なとこもある。

 

ひとは空腹を満たすためだけに食事をしているわけじゃない。

水と穀物だけの食事を一生し続けて

それで万人が幸せになれるの?

 

モンゴルの牧草地帯で移住生活をする遊牧民は

家畜に牧草を食べさせ、その家畜の乳が彼らの普段の主食。

そしてお祝いごとやお客さんをもてなすときにだけ

家畜を殺して食べる。

 

そんな彼らに

一生、牧草を食って生きろと?

 

それにね

人類史上最初の環境破壊のきっかけは

狩猟採集生活をやめ

農耕を始めたことです。

 

山や森を切り開き農地にし

野生動物から生活の場を奪った。

 

その野菜も果物も

環境破壊の産物です。

 

本当に環境にいい生活をしようと思うなら

原始的な狩猟採集生活をすればいいんじゃないでしょうか?

 

ちなみに私の尊敬する人は

お肉は

自分で狩った動物のジビエ肉しか食べません。

 

 

ということで

 

一部の愛護系ベジタリアン:『肉食は環境に悪い!ひとは穀物と水で生きていける!』

非ベジタリアン:『てかそもそも農耕ってすんごい環境破壊だよね。豊かな食生活より環境大事に思うなら、狩猟採集生活すればいんじゃね?』←イマココ

 

 

 

まとめ

 

命を奪うことを批判し、非難し、罪悪感から逃れたつもりになっている、一部のベジタリアンやヴィーガンのひとたちより

 

お肉を食べているひとの中には、とことん命と向き合っている人たちがいます。

 

九州で活動されているちはるさん。

 

chiharuh.jp

 

この方は、屠畜ワークショップなどもされていて、近くなら絶対に参加してみたかった。遠くて行けないのがとても残念。

 

www.huffingtonpost.jp

 

牛1頭を育てるのにどんだけの穀物と水が~とか、頭でっかちな理屈をこねくり回して肉食を非難するベジタリアンやヴィーガンのひとより、自分で狩って自分でさばいて自分で食べるちはるさんの方が、ずっとずっと命とむきあっていると思う。

 

 

ちなみにちはるさんのブログは以前、動物愛護アニマルライツな方々に燃やされ、移転しています。

 

※閲覧注意※でも読んでほしい※

 

うさぎはかわいい味がした。うさぎ狩りと解体してきたよ。 | ちはるの森

 

おうちでできる!ラビットファーの作りかた。初めての皮なめし | ちはるの森

 

   

あとは牛飼いの田中さん。

 

beefcattle.exblog.jp

 

blog.tanatiku.com

 

田中さんは兵庫県で放牧牛の牧場を経営し、飼育から屠畜、解体、販売まで一貫して牛に関わっている牛飼いさん。

 

田中さんは、商品のお肉となった牛がどんな牛だったか、屠畜の日、どんな様子だったかもHPに記録し、そして牛の固有名詞でお肉を販売しています。

 

田中畜産|但馬牛の繁殖から放牧牛肉の販売まで

 

お肉になった牛たち « 田中畜産|但馬牛の繁殖から放牧牛肉の販売まで

 

みつこ « 田中畜産|但馬牛の繁殖から放牧牛肉の販売まで

 

お買い物 « 田中畜産|但馬牛の繁殖から放牧牛肉の販売まで

 

私は・・・その牛のエピソードや元気だったときの写真入りで、その牛の『名前』で売られているお肉をまだ買う勇気がなくて・・・ポチれないまま、何年も過ぎています。

 

田中さんのように、本当の意味で命と向き合えない私は、まだまだです。

 

 

ということで

 

ベジタリアンは非ベジタリアンより偉いか偉くないか問題ですが

別に、全然偉くないといえるし

『動物の解放』の作者のピーターシンガーさんは

残酷な現実から逃げずに向き合い本を書いてくれたという意味で

とても尊敬してますが

からの、肉食批判には賛同しかねます。

 

 

 

 

誰にでも

世界を変える力はあるけれど

それはとてもとても小さな力で

実際に変えられるのは自分の生き方だけだと思います。

 

私は自分の支持する生産方法でつくられた製品を買います。

買い物は選挙と同じ。

私たちに与えられているのは1票だけです。

それを勘違いして

自分の力を過大評価して

人の持っている投票権までどうにかして世界を変えようとするから

肉食批判したり

肉食反対デモしたり。

 

私たちはなんとかレンジャーでもなんとか戦隊でも正義の味方でもないんだから

一市民は一市民の身の程を知って

それでもいつか世界が変わることを祈って

日々、1票を投じ続ける。

 

自分の生き方を選ぶことこそが、私たち1人1人にできる世界を変える方法。

でも、選べるのは自分の生き方だけです。

そこを勘違いしなければ

デモなんてしなくても

もっと穏やかにゆっくりと少しずつ

最小限の犠牲で

世界は変わっていくはずです。

 

 

動物の解放 改訂版

動物の解放 改訂版

 

 

 

nemurenai-same.hatenadiary.jp

  

※かふぇいん(id:caffeyne)さんのご指摘を受け、一部を訂正しました。

 

nemurenai-same.hatenadiary.jp

 

nemurenai-same.hatenadiary.jp

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