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のぶみさん作『あたしおかあさんだから』に全然反感を持たない

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知ったのはたぶんツイッター。

♯あたしおかあさんだから

タグをつけて流れてくる批判?反発?

 

母親の子育ての我慢を歌った『 #あたしおかあさんだから 』が物議を醸す→対抗して #あたしおかあさんだけど にメッセージが集まる - Togetter

 

 

うーんごめんなさい。

何度読んでも聞いてもぜんぜん腹が立たない。

 

 

 

 

呪い?なんで??

 

topisyu.hatenablog.com

 

 

ひとりぐらししてたの おかあさんになるまえ
ヒールはいて ネイルして
りっぱにはたらけるって つよがってた

 

この一節が批判されるのはちょっとわかる。

強がってたわけじゃないし!女性軽視だ!!

 

うんでもわたし的にはスルー圏内。

まぁそもそもヒールも履いてないしネイルもしてないしね。

仕事柄、できないので。

 

 

やせてたのよ おかあさんになるまえ
すきなことして すきなものかって
かんがえるのはじぶんのことばかり

 

あってる。

めっちゃあってる。

わたし独身時代、今より10キロ痩せてたことある。

人はそれを拒食症とよぶ。

BMIも16切ってた。

好きなことして好きなもの買って美容院は月一とか今じゃありえないことしてた。

ほんと、自分のことだけ考えてればよかった。

 

斗比主閲子さんが

 

かんがえるのはじぶんのことばかり" は、自分のことを考えて好きなことをして生きることをネガティブに受け止めているように読めます

 

って書いてて初めて、そんな読み方できるんだ!ってなった。

言葉ってしようと思えばいくらでも深読みできるんだな!

作者の意図に関わらず。

まぁわたしも経験あるけど。

そんなこと思ってないっていくら本人が言っても、いやそう読めるそう書いてあるって言われちゃうやつな。

 

 

もしも おかあさんになるまえに
もどれたなら よなかにあそぶわ
ライブにいくの じぶんのためにふくかうの
それ ぜーんぶやめて 
いま、あたしおかあさん
それぜんぶより おかあさんになれてよかった

 

 

下の子が小学校あがるぐらいまでの7~8年、あとわたしは妊娠期もほぼずっと入院してたし、それをいれると約10年、ほんっとにそんな感じだった。

 

ライブ行きたかった。

夜遊びしたかった。

服買いたかった。

それ全部我慢してた。

 

その10年間は、わたしは、わたし自身の人生を生きてるというより

おかあさんとしての人生を生きてた。

なのでわたしの中では

 

『子ども産んだら10年間は好きなことできない』

 

これは実際、子どものいない友人にはよく言ってる言葉。

 

けどだからって子どもを持ったことを全然まったく後悔してないし

恨む気持ちもないし

わたしはあなたたちのためにこんなに我慢したのに!とか全然思わないし

ただただ、必要な10年だったんだって、それだけ。

自分の人生を10年失ったけど

子どもを持った自分の人生に悔いはないし

お母さんになれてよかったよ?

歌詞の通りです異論ありません。

 

 

今?

今はライブ行けるし服も買えるしたまに?夜遊びもしてるし

美味しいもの食べるしお酒も飲むし好きな映画を1人で見に行くし。

お母さんとしても、自分自身としても、人生を生きてるよ。

 

 

自分のために何かするのを全部やめて母親になれて良かったとする。

今時は、共働き家庭が多いですし、結婚していても子どもを持たない家庭もありますし、働いている女性も一般的ですから、働くのは強がりで、自分を全部犠牲にして母親業をするのが良いというメッセージを発したら、モヤモヤする人はいますよね。

 

http://topisyu.hatenablog.com/entry/2018/02/07/073000

 

 

そそそそそそんなメッセージ発してる???

ないよね?なくない?わたしには感じられなかったけど?

 

だってわたし自身、来世は、子どものいない人生を経験してみたいなぁと思ってるぐらいだからね。別に子どもを産む人生を人に推奨するつもりはさらっさらない。だって10年失うもん。でもそれは、それは子どもを産まなければよかったって思ってるのとは全然違うよ。

 

 

4分の歌の中で、"あたし おかあさんだから"が14回登場します。何度も何度も繰り返されることで、母親は自分を犠牲にして子どものために生きるものというメッセージを伝え続ける。

 

「子育ては母親が自分を犠牲にしてするべきもの」という価値観を全面に押し出したところが特にモヤモヤを呼んだと思います。 

 

 

これもわたしはぜんぜん感じない。

だって実際、母親は自分を犠牲にして子どものために生きないと、子どもが死んでしまう時期というのがあるでしょう?

 

とくにわたしは重度悪阻で妊娠中、出産まで胃液吐いて点滴してた。それはもう辛くて辛くて、何度病院の窓から飛び降りようと思ったことか。

飛び降りなかったのはお腹の子どものため。それ以外にない。

それ以外にも、切迫流産、切迫早産で妊娠中ほぼずっと寝たきり安静だったし、その上終わらない悪阻とか、地獄だった。

でも我慢した。子どものために。

わたしが我慢しなきゃ子どもが死んじゃうから。

そしてその辛さは父親とは決して分かち合えないし、助けてもらえるものでもない。

どうあがいたって、わたし1人の苦しみだ。

 

長男は、卵乳小麦アレルギーで、わたしは授乳中、パンもパスタもケーキもラーメンもクッキーもアイスクリームもセブンスイーツも一切食べられなかった。

食べたかったよ?けど我慢した。子どものために。

そして我慢しなきゃいけないのはやっぱり母親のわたし1人。

父親にまでパンもラーメンも食べるなとは、言えなかったなぁ。

それでストレスためて当たられるぐらいだったら、1人で好きなもの食べてって思う。

 

 

けどだからって、まさか長男を恨んでなんかいないよ?

 

その後も

次の妊娠でも1歳の長男抱えて重度悪阻と切迫早産リターンズ。

生まれてからも、2人目のくせに異常に寝つきが昼も夜も30分しか寝ない0歳長女。

そのせいでわたしは寝不足ノイローゼみたいになってた。

 

けどべつにまさかの長女のことも恨んでない。

 

 

ていうか

なんとも思わない。

その時期

母親のわたしが我慢しないと子どもが死んじゃうんだから

我慢するしかないじゃん。

それは明らかな自己犠牲だけど

だからどうとかこうとかめんどくさいこと一切ない。

 

今の子どもたちがあるのは

わたしの自己犠牲の上であることは紛れもない事実。

逆にそこ否定されたらキレるわ。

あんな我慢、子どものためじゃなきゃできない。

 

そしてその辛さは、父親とは分かち合えなかった。

まさか毎日深酒して毎日二日酔いにさせて悪阻の苦しみを分かち合うとか無理でしょ。

わたし1人の苦しみだった。

※個人の感想です。

 

 

あああと、長男にアレルギーがなかったらとか、長女が寝る子だったらなぁとか、当時は思ったことあったかもしれないけど、そう思ったことも忘れてるくらい、今はぜんぜんなんとも思ってないです。

 

ただ

悪阻がせめて人並みだったらなぁとは、今でも思うけど

それは子どものせいというより、自分の体質だしねぇ。

 

 

子どもに聞かせたくない?聞かせるべきじゃない?

 

これは斗比主閲子さんのブログ記事以外でも見かける意見。

わたしはこの意見を聞いた時、うーん、そうかもしれない…?

と、思ったりもしました。

でも、そうかなぁ???

と疑問も残ります。

 

子どもが見る番組で流してるんだから、子どもも当然見聞きします。「あなたのために私は自分の人生を犠牲にして子育てしている」という歌を子どもが聞かされたらどう思うでしょうか。
もちろん、子どもは強く、また結構雑なところがありますから、スルーする部分もあるでしょうけど、横でお母さんに泣かれでもしたら効きますよね。子どもに「お母さんは自分の人生を犠牲にして私のことを育ててくれているんだ」と思わせるのは結構な呪いになります。

 

http://topisyu.hatenablog.com/entry/2018/02/07/073000

 

 

長女の学校の『生い立ち授業』のインタビューで

『わたしが赤ちゃんだったとき、大変だったことはなんですか?』

というのがあって

わたしは速攻

『ぜんぜん寝てくれないこと。昼も夜ももうぜんぜん。母ちゃんちょお眠かった』

と答えた。

長女は学校の授業で

『わたしはぜんぜん寝ない赤ちゃんで、お母さんはいつも眠くて大変だったそうです』

と笑顔で発表していた。

 

 

これ、わるいこと???

 

育児が大変だったこと、お母さんはいつも寝不足でやりたいこといっぱい我慢して子どもを育てたことは、子どもに隠さなきゃいけないことなの?

 

子どもが、お母さんは大変な思いをしてわたしを育ててくれたんだなぁと思うことは、呪いですか?

 

じゃあ逆に、お母さんは、何にも我慢しないで、自分のやりたいことを全部やって、子育てって楽しいことばっかりだった!って子どもに伝えるのが、いいことですか?

 

 

いやそうじゃなく限度がある?

このうたはその限度を超えてる?

 

だいすけお兄さんの優しい歌声にのったこの歌は

そんな恨み節には一切聞こえなかったし

ましてや呪いの歌になんて聞こえないし

ただただ

お母さん、自分のやりたいこといっぱい我慢してるけどあなたに会えてうれしいよって

あの頃のわたしの気持ちそのままのことを

歌っているように聞こえたけどなぁ。

 

歌詞を見たときは、たしかに子どもに聞かせるべきじゃない・・・か・・・?

とちらっと思ったけど

だいすけお兄さんの歌声を聞いたらそんなことも思わななくなった。

 

 

まとめ

 

以上がわたしの

のぶみさん作『あたしおかあさんだから』に対する個人的な感想です。

ちなみにのぶみさんの他の作品は知りません。

『ママがお化けに…』の絵本は、本屋さんで見かけて、うわぁぁってなって、パラパラってしたけど特に興味もなくそのまま棚に戻しました。

 

 

けどこれはわたしが

悪阻やアレルギーや父親をも受け付けない人見知りの長男や寝ない長女その他もろもろ

という

母親だけに犠牲が偏るのが宿命のような育児期を過ごしたせいかもしれません。

 

母親の自己犠牲が当たり前だったので、それを歌われても特になんとも思わない

 

というのが率直な感想です。

 

むしろ、渦中の時期にだいすけお兄さんのあの声でこのうたをうたわれたら

号泣していたかもしれないです。

 

 

そんでもってわたしは今月離婚するので

やっぱりしばらくは子どものために

自分のやりたいこと我慢しなきゃなって普通に思ってます。

けど巷で言われてるように

子どもたちに恩きせがましく『あなたたちのためにお母さんは!!』

みないな母親にならない自信あるよ?

 

だってそんな気持ちこれっぽっちもないもん。

離婚するのはわたし自身のためでもあるからね。

 

 

 

 

ちなみにこれはよく、長男が読んでって持ってきてた本。

最後の

『あなたがとってもかわいい』のとこでいつも

2人をぎゅーってしてた。

 

あなたがとってもかわいい

あなたがとってもかわいい

 

 

 

 

 

以上!!

てか長いな5000字かよ自己満。泣。